サーモグラフィ協会設立のご案内
サーモグラフィ協会を構想
(新聞紹介記事より)
動力舎は、赤外線カメラで写した熱画像(サーモグラフィ)を解析し、配電盤などの事故を未然に防ぐ改良提案事業を始めた。接続端子、配線、絶縁体などの過熱を点検して現状を評価し、異常過熱を発見する。
通電(稼働)状態でも調査・分析できるのが強み。日本には数十人しかいない米国のサーモグラフィ計測技術者の資格を黒崎純雄社長自らが取得し、「病院をはじめとした24時間稼働の事業所には最適」と、営業活動に飛び回っている。
商社で建築関連部門の部長を経験した関係からビル、橋梁などのコンクリート剥離・亀裂調査で事業を興した。今年は電気関係に集中する。
「欧米では定期的にサーモグラフィ調査をすると損害保険の保険料が割引される」。そこで、日本における普及と技術レベルの向上を狙いに連携企業などと「サーモグラフィ協会」を設立する構想を抱いている。
サーモグラフィ検査診断法とは
異常は「熱」という形で現れます。
サーモグラフィ診断法とは、特殊な赤外線熱画像カメラ(サーモトレーサー)を使って、機器・設備・建築物などの表面温度分布を分かりやすく映像としてイメージ化する、非破壊・非接触型の検査診断手法のこと。目に見えなくとも、異常の多くは「熱」という形で現れます。サーモグラフィ法は、この点に大きく着目しています。医療分野への活用に関しては、テレビ番組などを通じてご存じの方も多いでしょう。しかし、サーモグラフィ診断法の得意分野は医療分野だけにとどまりません。欧米では、電気設備・建築建造物の診断などを対象に、広く普及が進んでいます。
対象物に触れずに異常の有無を手軽かつ正確に検査診断できるので、打診法などの直接的なビル建物検査診断では診断者や通行人に危険が及ぶようなケースや、設備の操業を止めたくないフルタイム稼働工場の盤診断などに有利です。目の届かない内壁を複雑に迂回する漏水調査にも効果を発揮します。
こうした需要は非常に大きく、すでに欧米では普及が進み、資格制度や保険優遇などの仕組みが整備されています。欧米で普及が進んだ時期に折悪しく不況が重なった日本では、サーモグラフィ法に対する認知はまだ薄いといえます。サーモトレーサー(赤外線撮影カメラ)が高性能・安価になり、使いこなしのノウハウが熟成されつつある今こそ、国内でのサーモグラフィ診断法の普及の好機ととらえ、サーモグラフィ協会を立ち上げました。実際、各方面からの引き合いも多数に及び対処に追われており、今後の普及展開に大きく期待を寄せています。
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お知らせ
2004/05/26
赤外線サーモグラフィによる設備点セミナを開催します。
国内製造業において最大の課題は、安全操業と計画生産の達成と省エネ問題です。設備管理方法も、過去の事後保全から、予防保全・予知保全へと変わりつつあります。その変化の中で、当協会が推奨している赤外線サーモグラフィ法による点検方法が有効性を発揮し、実績も増加しています。そこで、今回は、赤外線サーモグラフィ法の基礎知識と昨年来、多くの企業での実績やデーターの紹介を中心に、セミナを開催いたします。
日程は、6月21日AM10:00〜PM4:00
場所は、大阪コロナホテル 2F会議室です。
詳しくはこちらをご覧ください。
2004/03/16
社団法人「日本電設工業協会」主催の「2004年電設工業展」に出展します。日時は5月26日(水)〜28日(金)、会場はインテックス大阪、入場料は無料です。 |