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■のり面健全度調査


■調査原理
  • のり面が昼間、太陽光の日射や気温の上昇などで熱の供給を受けるとき、のり面の背後に空洞
    が存在すると、その部分は健全部(地山と密着している部分)より熱容量が小さく、空洞に存在す
    る空気層により断熱され熱伝導が悪いため、温度が早く上昇し健全部との間に温度差を生じる。
  • また、夜間はこの逆で、日射による熱の供給がなくなり、気温も降下するため、空洞部分の温度が
    健全部より早く低下し、昼間とは温度差が逆転する。
  • 一方、湿潤部や湧水がある部分は、昼夜を問わず低温部として検出される。
  • このようにのり面表面の温度差を赤外線サーモグラフィ装置で計測することにより、のり面の変状
    を調査することができる。
吹付けのり面熱移動模式図(昼) 吹付けのり面熱移動模式図(夜)
出典:土木研究所「赤外線映像法による吹付けのり面老朽化診断マニュアル」

■のり面熱画像(例)
  吹付けのり面熱画像
■熱画像判読図(例)
判読図
■凡例(例)
凡例

※出典:土木研究所「赤外線映像法による吹き付けのり面老朽化診断マニュアル」
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